[作曲家紹介②]山本和智さん

 本番まであと1週間! 

本公演では、三世代の作曲家による作品を取り上げますが、20代の森円花さんと80代の一柳慧監督にはさまれた、円熟の40代を代表するのが山本和智さんです。

公演サイトやSNS注目を集める「3面の筝から37本の絃を客席に張り巡らす」作品を提示する、山本さん。自由なチャレンジ精神で、従来の枠組みを抜け出した音楽表現を展開されています。

山本和智さんは1975年生まれ。独学で作曲を学んだという天才肌!故郷は自然の音にあふれた環境だったとか…。オーケストラ、室内楽、アンサンブル、合唱、独奏曲、映画音楽など作曲活動は広範に亘り、作品は日本をはじめ海外で広く演奏され評価されています。2009年度武満徹作曲賞第2位(審査員:ヘルムート・ラッヘンマン)、2010年第5回JFC作曲賞(審査員:近藤譲)等受賞も多数。Youtubeなどでも多くの作品や活動が視聴できますのでコンサート前にチェックしてみては?


山本和智さんからのメッセージ

「その大仕掛けゆえ再演はないと思っていた作品。こんなに早く再演が決まったことに驚きと喜びを隠せません。木のホール全てが楽器になる瞬間を、是非体験してください!」


音楽監督:一柳慧よりメッセージ

「山本さんの曲は、まともには演奏できない。ひとひねりふたひねりやって、さらに曲の演奏を困難にしながら、それを乗り越えて演奏の場を開拓しているところが面白い。機械化した現代の限界を感じさせ、人間力や自然の力に目を向けさせる。」



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